宿題の返却が間に合わないと嘆いている先生へ!宿題を楽~に管理するコツ

宿題を出されると子どもは嫌がりますよね。ですが、宿題が憂鬱なのは教師も同じです。このようなことで悩んでいませんか?

  • 宿題の量が多く返却が間に合わない
  • 宿題の丸付けに疲れ果てている
  • 宿題の管理やチェックが大変

毎日の宿題に使っているノートは学校に子どもがいる間にチェックを終わらせなければなりません。授業中や休み時間は何かとバタバタしていることが多く、その合間を縫って全員分の宿題チェックや丸付けを終わらせるのはなかなか大変ですよね。

毎日の宿題は知らず知らずのうちに教師の時間を奪っています。少しでも効率良く宿題を管理する方法を考えていきましょう。

 

 

丸付けに余裕を持たせるための工夫

休み時間や授業中に宿題のチェックを全て終わらせようとすると、どうしても子どもたちと関わる時間が減ってしまいます。丁寧に指導したり遊んだりしてあげたくても、子どもが帰るまでに宿題を返却するためには時間をつくって丸付けをしなければなりません。

宿題の丸付けを気にせず子どもとじっくり関わるためにはどうすれば良いのでしょうか。チェックの作業スピードを上げて丸付けの時間を短縮ことも大事ですが、それ以外にも物理的に時間の余裕を生み出す方法があります。

 

 

ノートの数を増やす

小学校では漢字や計算の宿題を毎日出すことがほとんどでしょう。その際プリントやドリルに書き込ませている方もいるかもしれませんが、くり返し練習させるためにノートを使っている先生も多いはずです。しかし毎日の宿題をノート1冊でまわそうとするとその日のうちに宿題の丸付けを終わらせなければならなくなってしまいます。そうなると、子どもと関わる時間が減るだけでなくあまりじっくりと宿題のノートを見てやることが出来ません。

そこでおすすめなのがノートの2冊使いです。宿題用のノートが2冊あれば子どもが帰るまでにチェックする必要はありません。子どもが提出した1冊を預かり、その日の宿題はもう1冊にさせればいいわけです。私も以前は1冊でまわしていた時期がありましたが、2冊使いに変えてからは子どもが学校にいる間の時間に余裕ができてそれまでよりじっくり子どもと関われるようになりました。また、放課後にゆっくり宿題をチェックできるため子どもの頑張りをしっかりと見てやることも出来ます。

宿題用ノートは学年初めに教材費で購入します。私の場合2冊使いをしていたのは漢字だけだったので、4月に漢字練習帳を1人2冊分用意し配布していました。計算の宿題でもノートの2冊使いをさせたいという場合は計算ノートを2冊購入するようにしてもいいと思います。同学年に複数の学級がある場合は他の先生方ともよく相談してください。

 

 

ドリルの書き込みを宿題に出す

漢字や計算を反復させるためにはドリル・スキルが必須です。しかし、学級でドリルやスキルを購入した際には全ページさせなければなりません。そうしないと保護者にとっては本当にドリルを使ったのか分からないからです。ドリルやスキルは学期ごとに1冊購入するようになっていますが、学期末に全ページの書き込みを終わらせるのはなかなか大変です。書き込みが好きな子はすぐに終わらせてくるのですが、苦手な子は結局終わらせられないまま新学期を迎えてしまうこともしばしば。そして教師にとっても学期末にドリル・スキルを全ページチェックするのは苦痛です。

そこで私は普段からドリルやスキルの書き込みを宿題として出していました。「漢字スキルP〇~P〇まで書き込み」といった感じで教え終わったページを宿題として出すのです。漢字スキルの書き込みは漢字ノート1ページよりも楽なので子どもは喜びます。教師も丸付けが楽なのでラッキーです。漢字ノートの丸付けが溜まってしまったときなんかにも書き込みの宿題は使えます。

漢字の場合はノート1ページと書き込みが交互だと漢字の練習量が減ってしまうので、基本的には漢字1ページ、たまに書き込みを出すくらいの頻度がちょうどいいです。子どもは宿題以外にも習い事や家族との用事、友達と遊ぶことなど今しかできないことがあるのでたまには宿題を減らしてあげることも大切です。書き込みの宿題を定期的に出していれば自然とドリルやスキルが終わっていくので学期末に慌てることもありません。

もしかしたら、ドリルやスキルは反復用なので学期終わりではない時期から書き込ませてしまうことには抵抗を感じてしまうかもしれません。しかし、どうせ学期末に書き込ませるのなら同じことだと私は思います。確実に3回、4回と反復させるのであれば話は別ですが、1~2回しかしないのであれば早めに終わらせてしまった方がいいです。計算は漢字と違って答えが決まっているから絶対に書かせてはいけないという方もいますが、教科書の練習問題やプリント、その他の問題集など反復させようと思えば教材はいくらでもあります。

 

 

プリントを宿題に出す

忙しくて宿題をみる暇がないときやチェックが間に合わず子どもにノートを返せないときはプリントを出すことで乗り切れます。その日の宿題はプリントにして間に合わなかったノートのチェックは子どもが帰ったあと終わらせるようにすれば問題ありません。同じ宿題のやり方にこだわるよりも、たまに違うテイストのものを出してあげた方が子どもたちもやりがいがあります。私は特に忙しくなくてもたまにプリントを宿題として出すことがありました。

宿題以外にも、突然の用事や病気で学級を空けなければならないときなど急にプリントが必要になることはよくあります。子どもに取り組ませたいプリントを見つけたときには答案と合わせてその都度印刷しておくと便利です。

 

 

 

宿題の効率的な集め方

ここまで宿題の丸付け時間に余裕を持たせる方法について紹介してきましたが、教師が子どもの宿題に奪われる時間は丸付けだけではありません。宿題を回収したり提出状況をチェックしたりするちょっとした作業にも教師の時間と労力は日々奪われています。

 

宿題を入れるかごや箱を用意

小学校低学年など特に未熟な子どもは宿題を出すときどこへ提出すればいいかわからず混乱してしまいます。そのため低学年の担任に慣れている教師は宿題を回収するためのボックスを用意することがほとんどです。しかし、低学年以外の学年や中高でもボックスを用意しておくといいです。特に集める宿題が数種類あるときにはボックスがあると非常に便利。

ボックスを使う際は目印をつけるのがおすすめ。「音読カード」「連絡帳」「漢字ノート」などカードに提出物の名前を書いて貼る、教師の見本を1冊置いておくなど一目見て分かるようにしておけば子どもたちに指示・説明する手間が省けます。

また、ボックスは目印となる以外に整理整頓の役割も果たします。教師の机周りは指導書や教材・教具などで煩雑になりやすいので、そこに子どもが提出した宿題を置いておくと邪魔になることが多いです。机上に宿題を積み上げて置いていると作業する際に移動するのが面倒なだけでなく、何かの拍子に崩れてバラバラになることもあります。ボックスがあれば管理が楽になる上、整理整頓もできるので一石二鳥です。カゴに入れて持ち運びやすくしている先生もいるので自分のスタイルに合わせてやりやすい方法を考えてみてください。私はよく子ども用の引き出しを宿題入れとして使っていました。引き出しは子どものノートに大きさが合うのですごく使いやすいんですよね。

 

 

出席番号で管理

ノートには左上に出席番号を書くこと・ノートを提出する際は出席番号順に並べること。この2つを子どもに指導し徹底させると、宿題の管理にかかる時間がぐっと短縮されます。出席番号順に並んでいればどの番号がないかは一目瞭然なので、誰が宿題を出していて誰が出していないかすぐに分かります。ない番号にささっとチェックを入れておけば指導までがスムーズです。

 

 

宿題の量を減らす

宿題の管理を楽にするために1番手っ取り早い方法、それは宿題の量を減らすことです。簡単に出来ることですがなかなか出来ないのがこれですよね。なぜなら、宿題を減らすということに抵抗を感じる人が多いからです。宿題を減らすことによって子どもの学力に影響が出てしまったらと思うと減らす決心がつかないのが現実。

しかし毎日大量の宿題を出すと子どもはストレスが溜まりますし、教師も宿題の管理や丸付け、督促に追われる羽目になるのです。そうやってお互い疲れていくだけでは何の生産性もありません。それよりも宿題を簡単にして授業づくりの時間にまわし、気合を入れて授業に取り組んだ方がずっといい結果を生むのではないかと思います。様子を見ながらでもいいので、宿題の量を少しずつ減らしていく努力をしてみてはいかがでしょうか。