絶対に叱るべきこととは?どのようなときに叱ればいいか

教師によって指導のスタイルは違うと思いますが、どんなに穏やかな先生でも本気で子どもを叱らなければいけないときがあります。叱らなければいけない場面で教師が迷ってしまうと子どもたちは不安になりますし、教師への信頼も失われてしまいます。以下のような場合には毅然とした態度を見せるようにしましょう。

どのようなときに叱るか

いじめや差別、学級崩壊につながる言動をしたとき

人に迷惑をかける、人を傷つける、いじめる、差別するなどの行為を子どもがしたとき、これを絶対に許してはいけません。なぜなら、これを許すと学級の秩序が保てなくなり子どもが安心して学べる環境ではなくなってしまうからです。子どもがこれらのことをした際は、どんな理由があれ本気で叱る必要があります。「絶対に許さない」という教師の本気の想いを見せることによって、子どもに罪の意識を持たせなければなりません。これらの言動に対して注意程度で済ませていると、行為はエスカレートしていきます。そしてこれを許す雰囲気が学級に出来上がってしまうと、確実に学級崩壊へつながってしまいます。

教師が最も気を付けなければならないのは、人を馬鹿にしたり傷つけたりする子どもではなく周囲でそれを見ている子どもたちの感情です。許されないことをしている子に対して、教師がどのような指導をするのかということを子どもたちは鋭く観察しています。つまり、人を傷つけたりいじめたりした子を叱って反省させることも大事ですが、それ以上にその子を叱る姿を周りの子どもたちに見せることが重要だということです。教師がいじめを許さないという姿勢を持っているかどうかは、子どもたちにとって最も重要な問題です。いじめを生む可能性のある発言や行為に対して甘い指導をしていると子どもから信頼されなくなります。全ての子どもからの信頼を失ったとき、学級をまとめることは不可能です。

 

命に関わる問題を起こしたとき

子どもが人や自分の命を粗末にするような行動をした際、厳しく叱るという先生は多いです。驚いたことに、最近の子どもの中には人間は生き返ることが出来ると思っている子もいます。ゲームの影響が大きいとも言われますが、恐ろしいですね。命をないがしろにする子に対しては、教師が真剣に叱る姿を見せることで命の重みを伝えていくことが重要です。また、叱るだけでなく道徳の授業で命の大切さを教えたり、その子自身や周りにいる子どもたちがどれほどかけがえのない存在かということを伝えたりしていくなどの対策も必要です。

 

絶対に叱ることは決めておく

子どもへの指導は、メリハリが大切です。中途半端な叱責をくり返すより、子どもが悪いことをしたときはピシッと叱り、良いことをしたら高いテンションで褒めてあげる。このように緩急をつけてやることで指導が明確になります。

自信を持って子どもを叱るために、どのような場合に子どもを叱るか決めておくことは非常に大切です。叱るときに迷いは禁物ですが、自分の中で叱るときの基準を決めておけばいざというときも迷わず叱ることが出来ます。上記の内容を参考に、子どもを叱るときの基準を決めておきましょう。そのような場合の叱り方は効果的な叱り方と叱るときのポイントを参考にしてください。

また、基準を決めた際にはそれを子どもに伝えておくことも大事です。事前に伝えておけば、教師の都合で叱っているわけではないということが子どもに伝わりますし、叱られても子どもたちは納得できます。

 

数を増やしすぎない

どのようなときに叱るかを決めてそれを子どもに伝えておくことは大切ですが、あまり数を増やしすぎるのは良くありません。数が多すぎると覚えられませんし、指導にメリハリも無くなってしまいます。だいたい3つくらいがちょうどいいです。

叱るときの基準を決めて子どもに伝えたら、まずは教師自身がそのルールを守るようにしてください。子どもと約束したにも関わらずそれを無視していると信用されなくなります。数が多すぎると管理するのが難しくなるのであまりおすすめしません。

 

叱ることはそこまで多くない

人に迷惑をかける・人を傷つける・いじめる・差別する・命を粗末にする。このような行動は厳しく叱って構いません。しかしそれ以外のことについては、なるべく叱る以外の方法で解決してほしいと思います。そう考えると、子どもを叱ることはそこまで多くありません。それにも関わらず、いつも子どもを叱っているという先生はちょっと叱り過ぎかもしれません。叱り過ぎていると感じたら、それは心に余裕が無い証拠です。自分が満たされているときは子どもにも優しくできます。心に余裕を持つためにも、たまには仕事を早く切り上げて好きなことをしながらリラックスしましょう。