子どもに好かれる教師の特徴

「なんだか子どもと上手くいかず、一生懸命やっているのに嫌われてしまう。」こんなふうに悩んでいませんか?もしかしたら、あなたの一生懸命と子どもの想いはすれ違っているのかもしれません。どんなに努力しても、違う方向に駆け抜けているとしたらあなたも子どもも苦しいままです。子どもたちが好きな先生の特徴を知って、軌道修正をしましょう!

 

子どもに好かれる教師とは

明るい

子どもは明るい先生が好きで、暗い教師は苦手です。なので、もしも子どもの前で笑顔を見せまいとやせ我慢しているのだとしたら、それは逆効果である可能性があります。ですが、明るい先生が好きだからといって無理にテンションを上げたりいつも笑っていたりしなければならないというわけではありません。それよりも、楽しいと思ったときや面白いと感じたときなどに子どもと一緒にふわっと笑う方が自然です。どうしても難しいという場合には、面白い話を盛り込んで笑う時間を意図的につくることも効果があります。最初は上手くいかなくても少しずつお互いの気持ちがほぐれて笑顔になる時間が増えるのは良いことです。

子どもが嫌う暗さというのは、いつも自信が無さそうに落ち込んでいてじめじめっとした卑屈な性格のことです。指導が上手くいかないからといって落ち込み暗くなるとさらに子どもとの関係は悪化してしまいます。上手くいかなくても一生懸命やっているのであれば、まずは指導に自信を持ちましょう。教師が前を向いていれば、それだけで子どもの受ける印象は大きく変わります。

 

きびしい

驚かれるかもしれませんが、子どもはきびしい先生が嫌いではなく、むしろ好きです。悪いことをしたとき、叱られると子どもは落ち込みます。だから子どもを叱ると嫌われると思いがちですが、そうではありません。子どもたちは悪いことをしたときに悪いと叱れる教師を求めています。

反対に、悪いことをしている子どもを叱らない教師を子どもは嫌います。なぜなら、悪いことをしているのにそれを許すという行為は正義に反しているからです。子どもに甘く叱らない教師のことは、好きになるどころか信用できないと感じるのです。

もしこれまで叱ることに気が引けてしまっていたというのであれば、心配する必要はありません。悪いこと、叱るべきことと判断しているのですから自信を持って毅然と叱っていいのです。叱るのであれば、信念を持って叱らなければ子どもの心には届きませんし、迷いがあると子どもは不信感を抱きます。中途半端な叱り方では逆に反感を買ってしまうので気を付けましょう。

しかし、きびしい教師が好かれると言ってもただ単に厳しければいいというわけではありません。いつも怒っているだけでは当然嫌われてしまうのでメリハリが大切です。また、叱り方を間違えても嫌われることがあるので、厳しくしているのに嫌われているという場合は叱り方を見直してみることをおすすめします。

 

やさしい

先ほど子どもはきびしい教師が好きだと言いましたが、同時にやさしい教師が好きです。「厳しくするのか優しくするのか、結局どっち?!」と混乱されるかもしれません。しかし、きびしい教師が優しくないということはないのです。厳しさと優しさは両方持ち合わせることが出来ます。

やさしい教師と言うと、子どもを甘やかして可愛がり叱らないイメージを持たれるかもしれませんが、子どもが教師に求めている優しさというのは、決してそのような「甘さ」ではありません。すぐに決めつけたり怒ったりせず話を聞いてくれる、子どもである自分の意見に耳を傾けてくれる広い心です。つまり、やさしい教師というのは子どもを甘やかす教師という意味ではなく、器が大きい教師のことなのです。

すぐカッとなって自分の目線でガミガミ怒る教師や、悪事を見逃し甘やかす教師はきびしい教師でもやさしい教師でもありません。広い心で子どもの言葉を受け止め、悪いことをしたときにはピシャリと叱ってくれる教師が子どもの求めるきびしくやさしい教師です。このように、子どもの求める厳しさと優しさは対極ではなく、両方を備えることが出来るのです。

 

おもしろい

おもしろさというのは人間の持つとても魅力的な一面で、おもしろい先生はどの子も大好きです。特に、いつも厳しい教師がおもしろさを見せると子どもはとっても嬉しそうにして一気に期待を寄せます。「でも自分はおもしろい人間じゃないし、どちらかというと真面目な性格だから・・・」そんな先生もいらっしゃることと思います。教師になる人の多くはみんなそのような性格をしていますし、責任感のある仕事なので真面目なのは当前です。ですが、だからこそおもしろさが大切なのです!

真面目で一生懸命というのは大切なことですが、なかなか人がついてこない部分もあります。なぜなら、人間的な魅力がイマイチ足りないと感じられてしまうからです。ただ真面目なだけだと鼻について嫌われてしまうことさえあります。しかし、真面目で一生懸命なだけでなく、それに加えて面白いという人物は誰から見ても好印象です。指導力のある先生というのは、その先生なりのユーモアを持っていることが多いです。あなたも、自分らしいユーモアを見つけてみましょう。それはきっと武器になります。

もしかしたら、「そんなこと言われてもおもしろさには自信がありません!」と逃げ出したくなる気持ちになられていますか?おもしろさというのは、モノマネやジョークのようなものだけを言っているわけではありません。もちろんそのような芸をお持ちだったり練習して習得したりすることも良いことだとは思いますが、それが苦手だという先生ももちろんいらっしゃるはずです。そんな先生は、楽しい話や楽しい授業、そんなおもしろさに挑戦してみてください。書店に行けば小ネタはいくつでも見つかります。簡単なゲームやレクレーションでも構いません。「最初はウケなくても、色々とやってみるうちに子どもの心に引っかかるものがあるはず」というくらいの軽い気持ちでやってみてください。「この先生はおもしろい、楽しいことをしてくれる。」という印象を持たせられれば、子どもの心をわしづかみにすることが出来ます。おもしろさというのはそれくらい人を引き込む魅力があるのです。

 

力をつけてくれる

子どもは、分かるようにきちんと教えてくれる先生が好きです。なぜなら、子どもにとって勉強ができるかどうか、習ったことが理解できるかどうかというのは非常に重要な問題だからです。頭が良いこと、テストで良い点を取れることはステータスになりますし、勉強が分からないというのは子どもに大きな不安を抱かせてしまいます。そもそも、話を聞くほどに分からなくなってしまう教師に教えてもらいたいとは思いませんよね。

一緒に外で遊んだり学級経営に力を入れたりするのも素晴らしいですが、子どもに好かれるためには授業力を磨くことが肝要です。その際、分かりやすく楽しい授業をすること以上に大切なのは力をつけてあげることです。教え方が分かりやすくても授業が楽しくても、出来るようにならなければ意味がありません。どんなに授業技術が髙くても、子どもに力がつかなければ話にならないのです。そのため、常に子どもの身になっているかを意識して授業を評価し、改善していく必要があります。「この先生に教えてもらえば分かるようになる、できるようになる。」と子どもに実感させることが出来れば、それは子どもたちからの信頼にもつながります。

 

好かれる教師に近づく努力を

教育はサービス業ですが、サービス業において大切なことはお客様に満足してもらうことです。そして教師にとって最も重要なお客様とは子どもたちです。つまり、教師は子どもたちに満足してもらうことを考えていかなくてはなりません。明るくて、厳しくて、優しくて、おもしろくて、力をつけてくれる。子どもが好きなのはこのような教師です。明日からはこの5つを磨いていきましょう!